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2012年 04月 21日
国家中医薬管理局・中国中医薬科技開発交流中心 莫用元主任・民衆健康(北京)科技有限公司 王海生董事長が訪問されました。これからの日中の中医学交流について討論しました。お二人とも東京に着いた当日でお疲れの様子。
![]() 2012年 04月 18日
最近、就寝中に奥歯をくいしばっているようで朝起きると顎が痛くなっていると悩まれている方が多くなってきました。就寝中の歯のくいしばりは起きている時に精一杯くいしばっているときより何倍もの力が加わっており硬いクルミの殻が割れるほどです。歯が折れた、歯医者さんで作ったマウスピースが壊れたという話もよく聞きます。
これは歯科ではブラキシズムと呼ばれます。噛むための筋肉(咀嚼筋)の異常な運動のことです。顎が痛くなる、歯が割れる、顎が開かなくなる顎関節症ばかりか、頭痛や肩こりももしかしたらこのブラキシズムが原因かもしれません。ブラキシズムの患者さんは日中の眠気を感じる人が30%、なんらかのストレス(悩み、心配)を抱えている人70%いるという調査もあります。また、いびき、睡眠時無呼吸症候群との関係も指摘されるようになりました。ただ歯だけの問題ではなく日常生活に多くの支障がでてくる病気ですね。 ストレスや歯並びが原因では?と言われていますが、まだ不明な点が多い病気です。 中医学では1)心胃火熱、2)気血両虚 3)虚風内動 として考えます。 1)心胃火熱:睡眠中の歯ぎしり・口が乾いて冷たい物を飲みたがる・よくお腹がすく・胸やけする・焦燥感 2)気血両虚:軽い歯ぎしり・顔色が白い 唇や爪がツヤない・眩暈・動悸・驚きやすい・疲れやすい 3)虚風内動:持続性の歯ぎしり・午後からの身体のほてり・寝汗・口が乾く 以上の点から処方を決めればだんだんと和らいでいきます。 2012年 04月 10日
桜は漢方薬の原料になるでしょうか?
![]() 中国では使っていません。でもさすがは日本。日本ではヤマザクラの樹皮(桜皮)を解毒の目的で使っています。 ここで言う「毒」というのはみなさんが考える「毒」とは違います。「熱」の状態が極まった状態をさします。発熱して咽喉が赤く腫れて痛いのも熱が極まった状態ですから清熱解毒剤を使います。 桜皮の処方されているのは「十味敗毒湯」、江戸時代の外科医、華岡青州の処方です。ただこの処方自体、中国の荊防敗毒散を変えたものですから、中国が日本だってパクッたて言ってこないか心配です。 華岡青州と言えば、有吉佐和子の小説「華岡青州の妻」で有名になりましたが、世界で初めて乳がんの手術に自分が考案した麻酔剤「通仙散」(チョウセンアサガオ、トリカブト・・・)を使って成功しました。(1804年)これは記録が残っています。中国の華陀の「麻沸散」は三国志の中にでてきますが...、処方内容も記録も残ってはいません。 世界で初めて全身麻酔で乳がんの摘出手術をしたのは日本の外科医なんですね。手術記録では乳がんだけで153例だそうです。 華岡は他に「中黄膏」、「紫雲膏」も作りました。いずれも私達がよく使っている軟膏です。名前くらいは聞いた事がありますか? ちなみにK社の十味敗毒湯には桜皮がはいってますが、T社のものには入っていません。「撲樕ボクソク」が入っています。同じ名前でも処方内容が異なることがありますから注意が必要です。 2012年 03月 16日
![]() 賞牡丹 (牡丹を賞す) 劉禹錫(りゅう うしゃく、772~842) 庭前芍薬妖無格 池上芙蕖浄少情 唯有牡丹真国色 花開時節動京城 庭前の芍薬(しゃくやく)、妖(よう)として格無く、池上(ちじょう)の芙蕖(ふきょ)、浄(きよ)くして情少なし。唯(ただ)牡丹(ぼたん)のみ、真の国色(こくしょく)有り。花開く時節、京城(けいじょう)を動かす。 詩に云う。庭に咲く芍薬の花は、妖艶すぎて品格がなく、池に咲く蓮の花は、清らかすぎて色気に欠ける。ただ牡丹のみは、まことに天下一の美女ともいうべき美しさだ。その花が咲く時節には、長安の都じゅうが大騒ぎになるのだから。 芍薬 赤芍 ―清熱剤―清熱涼血薬― [基原]ボタン科の芍薬の根(外皮をつけたまま乾燥) [性味] 苦・微寒 [帰経] 肝 [効能] 1)清熱涼血・・・イスクラ清営顆粒 2)袪瘀止痛・・・桂枝茯苓丸、血府逐瘀湯 3)清肝瀉火 白芍 ―補益薬―補血薬― [基原]ボタン科の芍薬の根(外皮を取り除いて乾燥) [性味] 苦・酸・微寒 [帰経] 肝・脾 [効能] 1)補血斂陰・・・四物湯、桂枝湯 2)柔肝止痛・・・逍遥散、当帰芍薬散、芍薬甘草湯 3)平肝斂陰・・・七物降下湯 4)利尿(補助)・・・真武湯 《神農本草経》には赤白の区別ない。(漢 紀元前31~紀元220年) 《本草図経》で分けられた(宋 1061年) 陳無己 白は補にして赤は瀉、白は収にして赤は散 蓮子―清熱薬―清熱瀉火薬― [基原] スイレン科のハスの果実中にある緑色棒状の胚芽 [性味] 苦・寒 [帰経] 心 [効能] 1)清心瀉火・安神・・・清心蓮子飲 藕節 -理血薬―止血薬― [基原] スイレン科 ハスの根茎の節部 [性味] 渋・平 [帰経] 肝・肺・胃・膀胱 [効能] 1)収渋止血・涼血化瘀・・・小薊飲子 牡丹皮 ―清熱薬―清熱涼血薬― [基原] ボタン科 ボタンの根皮 [性味] 苦・辛・微寒 [帰経] 心・肝・腎 [効能] 1)清熱涼血・・・イスクラ清営顆粒 2)活血散瘀・・・桂枝茯苓丸 妊婦× 3)清肝火・・・加味逍遙散 2012年 03月 07日
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