漢方と大根

ある調剤薬局からの問合わせがありました(実話)

中国人の患者さんが「加味逍遙散」の処方箋を持って見えたそうです。

「この薬は大根と食べていいですか?」

  ※中国語では薬は食べるで飲むとは言いません。韓国語もそうみたいで、中国、韓国の患者さんは「この薬はいつ食べますか?」と聞かれることがあるかもしれませんが驚かないでね。

この質問のために、添付文書見たりメーカーに問合わせたそうでずいぶん慌てたみたいです。薬剤師って真面目ですね。

大根の種は「来服子(本当は草冠あり)ライフクシ」と言い、消導薬(消化薬)に分類されます。ジアスターゼですね。
中薬学では注意として正気を消耗するので虚弱者には使わない。人参、熟地、何首烏とは使用しないとあります。

ある薬物がある薬物の効能を減弱または破壊することを相悪といい、同時には使用しません。人参と来服子はこの例です。
とくに人参は高価ですから、大根でその効果がなくなってしまっては大損害です。

この患者さんの言おうとしていることはそういうことだったのでしょう。

加味逍遙散には上記の中薬は入っていませんからセーフです。

薬膳の世界でもツバメの巣と大根は一緒に調理しませんが同じ理屈だと思います。
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by matchy49 | 2012-02-02 23:51 | 中医学


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