漢詩の中にみる中薬

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賞牡丹 (牡丹を賞す)  劉禹錫(りゅう うしゃく、772~842)

庭前芍薬妖無格
池上芙蕖浄少情
唯有牡丹真国色
花開時節動京城

 庭前の芍薬(しゃくやく)、妖(よう)として格無く、池上(ちじょう)の芙蕖(ふきょ)、浄(きよ)くして情少なし。唯(ただ)牡丹(ぼたん)のみ、真の国色(こくしょく)有り。花開く時節、京城(けいじょう)を動かす。

 詩に云う。庭に咲く芍薬の花は、妖艶すぎて品格がなく、池に咲く蓮の花は、清らかすぎて色気に欠ける。ただ牡丹のみは、まことに天下一の美女ともいうべき美しさだ。その花が咲く時節には、長安の都じゅうが大騒ぎになるのだから。

芍薬 
赤芍 ―清熱剤―清熱涼血薬―
[基原]ボタン科の芍薬の根(外皮をつけたまま乾燥)
[性味] 苦・微寒 [帰経] 肝
[効能] 1)清熱涼血・・・イスクラ清営顆粒
    2)袪瘀止痛・・・桂枝茯苓丸、血府逐瘀湯
    3)清肝瀉火
白芍 ―補益薬―補血薬―
[基原]ボタン科の芍薬の根(外皮を取り除いて乾燥)
[性味] 苦・酸・微寒 [帰経] 肝・脾
[効能] 1)補血斂陰・・・四物湯、桂枝湯
    2)柔肝止痛・・・逍遥散、当帰芍薬散、芍薬甘草湯
    3)平肝斂陰・・・七物降下湯
    4)利尿(補助)・・・真武湯
《神農本草経》には赤白の区別ない。(漢 紀元前31~紀元220年)
《本草図経》で分けられた(宋 1061年)
陳無己 白は補にして赤は瀉、白は収にして赤は散


 蓮子―清熱薬―清熱瀉火薬―
[基原] スイレン科のハスの果実中にある緑色棒状の胚芽
[性味] 苦・寒
[帰経] 心
[効能] 1)清心瀉火・安神・・・清心蓮子飲


藕節 -理血薬―止血薬―
[基原] スイレン科 ハスの根茎の節部
[性味] 渋・平
[帰経] 肝・肺・胃・膀胱
[効能] 1)収渋止血・涼血化瘀・・・小薊飲子

牡丹皮 ―清熱薬―清熱涼血薬―  
[基原] ボタン科 ボタンの根皮
[性味] 苦・辛・微寒
[帰経] 心・肝・腎
[効能] 1)清熱涼血・・・イスクラ清営顆粒
    2)活血散瘀・・・桂枝茯苓丸  妊婦×
    3)清肝火・・・加味逍遙散
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by matchy49 | 2012-03-16 22:54


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